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Home » 作品 » 山行記 : 1998/09 八方尾根・唐松岳

[山行記]1998/09 八方尾根・唐松岳


初めての単独行。前週の誕生日にカメラを購入する。

1998年9月12日(土)

朝、新宿をJR特急「スーパーあずさ」で出発。自由席に空席がなくデッキに体育座りで白馬へ。

松本電鉄路線バスで八方へ。晴天の下、ゴンドラリフト、アルペンクワッドリフト、グラードクワッドリフトと乗り継ぎ、八方池山荘へ。ワレモコウ、マツムシソウなどの花に秋の気配。山荘は風呂付きで夕食の白菜とベーコンのスープが美味しい。

1998年9月13日(日)

白馬三山と八方池

早朝ヘッドランプを点けて出発。展望を期待して右の尾根コースを選ぶも、左の湿原コースの木道とは対照的な岩道に難儀する。朝焼けに染まる白馬岳・杓子岳・白馬鑓ヶ岳の白馬三山と八方池に夢中でシャッターを切る。

快晴の下、八方尾根は深緑から紅葉に向かう途中。右に白馬三山と不帰ノ嶮、右に五龍岳と鹿島槍ヶ岳。途中の扇雪渓は今年は既に消失、跡地ではナナカマドの紅葉が進行中。ケルンの立つ見晴らしの良い丸山を明朝の撮影場所に決める。

桟道と鎖場を通過すると唐松岳頂上山荘へ。剱岳、立山連峰の展望に息をのむ。ザックを置き、受付開始までの時間を利用して唐松岳山頂へ。不帰ノ嶮の威容に圧倒された後、山荘に戻り宿泊手続。別館の蚕棚では壁際の好位置に寝場所を確保する。

荷物整理が一段落すると、ビール中ジョッキを注文。山荘の軒下に体育座りで1杯する前を、「うまそ~」「私達も早く登って来て飲もうよ」の声が通り過ぎる。後で軽い頭痛。

寝場所に戻ると、確保した壁際に座る女性2人。曰く「吐き気がひどくて、山荘の主人に『疲れから来る軽い高山病。横にならず壁に寄りかかって座る方が楽』と言われたもので」と済まなそう。缶飲料の空箱(中にビニール袋)と水筒を抱え、ぐったりした様子が気の毒で、壁際を譲る。そうこうするうち頭痛も治まり、山荘内を探索する。洋式の簡易水洗トイレがありがたい。

歩いて行けそうな見事な雲海と夕焼けに翌日の好天を期待する。

1998年9月14日(月)

八方尾根・丸山ケルン

晴天。早朝の暗がりを、ヘッドランプを頼りに桟道と鎖場を戻り、丸山ケルンへ。夜明けに間に合い、360度の展望にシャッターを切りまくる。

下山後、JR白馬駅で帰りの足を確保し、最寄の共同浴場「みみずくの湯」(八方温泉)へ。汗を流し、窓の外の八方尾根を顧みる。駅前で昼食の後「スーパーあずさ」今度は指定席で帰京。



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