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母と2人。1999年に単独で縦走、2002年に母の不調で途中断念したルート。悲願達成。
錦糸町07:08発JR特急「あずさ」で白馬へ。
快晴。白馬と思えない残暑。
松本電鉄路線バスで栂池へ。ゴンドラリフト、ロープウェイと乗り継ぎ栂池自然園へ。村営栂池山荘泊。チェックイン前に自然園散策。きれいな建物。風呂付き。客は少なく、我々2人で1部屋。
曇りのち雨。
天狗原で小休止。雨が本降りになりレインスーツ着用。白馬大池山荘で日本女性と外国人男性のカップル、コンロで昼食。仲睦まじい。
小蓮華山は山頂崩落のためロープが張られ立ち入り禁止。宝剣は確認できず。どうなった?白馬大池・三国境間、ライチョウ祭り。若いカップル?(やや小型の雄雌)が群れなす。悪天候中の救い。
白馬山荘では前泊同様2人で1部屋。乾燥室の混雑。夕食はレストランでハンバーグ。大きい。
快晴。
朝食はレストラン。朝日を見ながら最高のモーニングセット。母は広角付きデジタルカメラで撮影に夢中。登攀途中で母のストックの長さ調節。長過ぎると体重をかけづらい。
村営天狗山荘では前泊・前々泊同様、我々2人で蚕棚を独占する。オフシーズンのせいかスタッフは若い人ばかり。男性3、4人と女性1人。この日は天気が良過ぎてライチョウと会えず。
朝は雨とガス。のち晴れ。
天気の回復を待って9時過ぎに出発。難所・不帰ノ嶮を前に焦りは禁物と思いつつスタートが遅れて気が急く。2002年に引き返した天狗ノ頭を通過。感慨深い。天狗ノ大下り途中から母が熱心に撮影。やはり感慨深い。
一峰途中で20代の単独女性とすれ違う。曰く「怖かった~」が可愛らしい。天狗山荘では男性スタッフに熱烈歓迎されそう。二峰北峰のお立ち台(半畳ほどの一枚岩)はコースから外れた模様。あそこがメインイベントだったのに。とは言え鎖・梯子の連続を恐れず果敢に挑む母。曰く「槍・穂高と違って緑が多いので怖くない」不満があるとすれば「あと足が10cm長ければ…」私もステップには気を遣ったのだが。行動中はずっと遥か彼方の剱岳と、稜線上に舞うアサギマダラ(渡りを前にこの蝶はいたるところで風を読んでいた)に励まされる。
何とか日没前に唐松岳、唐松岳頂上山荘到着。
快晴。
八方尾根を下山。八方池の鳥居がなくなってさびしい。八方温泉の宿で祝杯。
翌日は2人で飯森神社(奥の院が八方池)にお礼参りを済ませた後、白馬村を徘徊。翌々日に帰京。
悲願達成。